よく男の子は言葉が出るのが遅いと言われます。
あなたも耳にした事はありませんか?
私には今年7歳になる息子がいます。
息子もなかなか言葉が出ませんでした。
他の子どもと比べても明らかに遅いと感じていましたが、周囲には男の子だから心配しなくていいと言われ続けていました。
ですが、なかなか言葉が出ない子どもの事がとても心配になり、何かできることはないか、何か原因があるのではないかと悩んだ事を覚えています。
そこで私の経験と、考えられる理由と解決策をまとめてみましたので、よろしければご参照ください。
このブログの管理人amiと申します。
私は現在男の子育児中です♪
今年7歳になる男の子です。
2歳半になっても単語が出ずに悩んでいました。
そんな経験をもとにこの記事を公開しています。
ゆるっと子育てしながら、男の子ママ目線の記事配信しています。
よろしければご参照ください。
息子の言葉が遅いのが心配…。
何かすることはないのかな?
言葉が出るのが女の子より男の子が遅いと言われてますが、その原因はさまざまなようです。
また実際に親の気にしすぎで、心配することはなかったというパターンも多いようですが中には聴覚障害や自閉症の場合もあります。
その場合でも解決策はありますので気になる場合は迷わずかかりつけの小児科や自治体の子育て相談などに行き相談することをお勧めします。
将来に影響がある?!
音葉が遅いと将来にも影響があるのではないかと心配しますよね?
実際にはどうなのでしょうか?
実は、言葉の発達がはやく幼稚園入学の時に言語能力が高かった子どもは小学校での成績が高かったという研究結果もあるようです。
しかし、それも実際には言葉を発する能力より脳に記憶した言語の量が影響するとも言われています。
小学生頃になるとほとんど同じ言語能力になる事が多く、幼少期の男女の差もほとんどないとも言われ出しました。まだまだ研究途中のようです。
では、実際に何をしていくか。
個々の個性を見極め環境を確認し、時には専門家を受診する事が大切のようです。
言葉が出ることより理解してるかどうか
言葉を話すようになる前にまず脳では言葉を理解するということから始まります。
なので、まずは話すより理解しているかどうかが重要になってきます。理解している場合は時間が経てば言葉が出てくる可能性が高いです。
また、理解している場合でも発音障害などの場合もあります。
さらに理解していない場合は、発達障害の可能性の場合もあるのでかかりつけの小児科医などに相談しましょう。
発達の目安
理解力の目安
2歳 あたま、おなかなど親が行ったことに対して身体の部位の違いを理解している。「これちょうだい」などの親の簡単な指示が理解できる。指差しできる。
3歳 大きいのはどっち?小さいのどっち?の大小や、長い小さいなどの長短と違いがわかる。「あかは?あおは?」の色の違いがわかる。
これらは一例ですが、日々の関わり合いの中で目安としてご参照ください。これらの理解が遅い場合はかかりつけの小児科医や自治体の相談員に相談するといいでしょう。
また言葉の目安としては1歳半までに意味のある単語を話差ない。
3歳までに『パン、食べる』『青い、くつ』などの2語文を話さない場合も相談しましょう。
具体的な原因と解決策
子どもの環境や個性の問題
子どもの身体と心はとてもデリケートです。
生まれてきてからたくさんの事を吸収し成長しようとしているため、少しの環境の変化も敏感に察知し影響を与える場合があります。
また、身近にいるパパママや家族の感情の変化にもとても影響を受けることもあります。子どもの状態を理解し、穏やかに見守り対処していくことが大切です。
語りかける言葉の数
ママや身近な人の声かけも重要です。
子どもが言葉を発するまでは反応はしてくれても言葉で返事してくれることはありません。
なので、オムツを変える時、ミルクを飲ませる時に無言でするママもいるかもしれません。日中はママと二人で特に話しかけない事があるとします。
そうするとどうでしょう?
子どもは言葉も聞く機会が減ってしまいます。
子どもは言葉を発する前にまず理解しようとたくさんの言葉を脳の中に溜めていきます。
身近にいるママの言葉をたくさん溜めれるように、子どもが言葉を発さないうちから、普段の会話のように話しかけましょう。
と言っても言葉の返ってこない子どもに何を話しかけると良いのでしょうか?
その際、『バァー』など意味のない言葉より、例えばオムツを変える時『今からおむつ変えるよ〜キレイになって気持ちよくなるよね〜』や、お散歩の時『お花が咲いてるね〜◯◯というお花だよ〜いい香りだね♡』などといった内容に意味のある会話のような話し掛けを心がけると子どもの脳に言葉の宝物が溜まっていきますよ。
また現代社会においてダブレットやスマートフォンによる子守りが言葉の発達の遅れの原因になるといった研究結果もあります。
流れる言葉では子どもの脳に入っていきません。
パパママや周囲の人たちが直接子どもに語りかける触れ合いにによって脳の中に多くの言葉が溜まっていきます。
子どもの性格
活発な子どもや静かに遊ぶ子どもがいるように、おしゃべりが大好きな子どもと、そうではない子どもがいます。
大人でもそうですよね?
お話が苦手な子供に対して、もっと喋りなさい!ということはとても辛い事かと思います。
コミュニケーションを取るには言葉はとても大切ですが、言葉の宝箱の脳にたくさん言葉が入っっていれば何かを伝えようとした時にはきっと伝えることができると思います。
話すことを無理強いせずに、こちらからの声かけはやめずに寄り添い頭の中にたくさんの言葉を入れてあげるといいですね。
また、絵本の読み聞かせはママや身近な人以外の言葉の伝え方がたくさん頭に入るので、非常に効果的です。
自分に合った表現方法を見出すことで話す言葉を出す数が多くなってくるでしょう。
子どもの環境の変化
話をしない時期だからこそ、子どもはたくさんの事を吸収し記憶します。
少しの環境の変化やママの心境の変化にさえ敏感に反応します。
その変化が例え子どもにとってもハッピーな変化だったとしても、子供が実際に感じる気持ちはまだ理解できない未知の変化なので情緒不安定になる事もあります。
そういった時期に成長のスピードが少し遅れる事があります。
その場合は環境に慣れたり、パパママの情緒が安定する事で子どもの情緒不安定も改善されていきます。
心配せずに見守り、子どもがどんなことに敏感になっているのかを気づいてあげることが大切です。
また、幼稚園や保育園などに通い始めると同年代の子どもと関わることが刺激になり急に言葉が増える事もあります。
ママの頑張りすぎ!?
ママ大好きでだし、女の子に比べると成長がゆっくりに感じる男の子♪
ついついなんでも手伝ってあげたくなる事もありませんか?
そうすると自分で伝えなくても『痒い所に手が届く』状態になってなかなか言葉が遅い理由にもなります。子どもはどんどん成長します。
ママが見てないところではすんなりこなしていた!なんてことも多々あります。
手伝うことも大切ですが、見守りながら子どもが要求してくるまで待つことも大切ですね。
子どもも言葉で伝える事が必要と感じると、言葉が自然と多くなる事もあります。
言 語 発 達 遅 滞と発達障害
言葉が遅い理由は環境や個性の他になにか障害の場合もあります。
その多くには症状に合った対処法があります。
障害の場合は親だけで解決することは難しく専門の医療機関に受診し相談する事が望ましいでしょう。
その後診断結果を理解し家庭でも子どもに合った対応をすることで言葉が出やすくなっていくでしょう。
聴覚障害
音が聞こえない、または聞こえにくい状態を聴覚障害といいます。
病気、事故などで生じる場合や、生まれつきの場合があります。
聴覚障害があある場合は、言葉が出るのが遅くなったり言葉をうまく話せない場合があります。
言葉は耳から聞こえてきますので聞こえが悪い状態が続くと言葉が遅れます。親の声かけに対しての反応がなかったり、発音が悪いなどの症状がある場合は難聴の可能性があります。
可能であれば原因に対して治療が行われたり、補聴器を使うなどの対処法があります。
声かけや音に反応がない場合は医療機関を受診しましょう。
聴覚情報処理障害
音の感知する機能に問題はなく、聞こえた音を脳が処理する神経システムの働きが低下した状態です。
『聞こえているのに理解できない』状態です。
この場合も、言葉を発するのが遅かったり、言葉がうまく話せない場合があります。
医学的な治療法はまだ研究途中ですが、他者との距離を縮めて話をするといった環境の改善や補聴器によって聞き取りやすくするなど子供に合った方法で対処します。
また聴覚トレーニングなど聞き取りやすさを改善していく方法もあるようなので、まずは聴力検査をする方がいいでしょう。
吃音障害
吃音とは話し言葉が滑らかに出ない発話障害の一つです。
言葉が出る時最初のタイミングがあわず音葉がうまく出ていないと感じる場合があります。
原因としては体質的要因(子ども自身が持つ吃音になりやすい体質的な特徴)、発達的要因(身体・認知・言語・情緒が爆発的に発達する時期の影響)、環境要因(周囲の人との関係や生活上の出来事)があります。
子どもの周囲が気にしすぎたり、言ったことを言い直させるなどのプレッシャーを与えると症状が改善しにくいとこもあります。
逆に親が子どもの話をゆっくり聞くなど心理的リラックスを心がけていると自然に治る場合もあるので、焦らず子どもに合った対処法が必要です。
言語聴覚士など専門家の指導のもと対応するの方が理解しやすいかもしれないですね。
構音障害
構音障害とは正しく発音が出来ないことを言います。
構音障害には大きく分けて2つあります。
言葉を発する器官には問題が無く正しく発音出来ない場合と、神経・筋肉の病気が原因となり、口腔・舌・咽頭等の発声発語器官のどこかに運動障害が起こり、うまく話せない状態の場合があります。
対処法としては病気の場合は医師による治療が行われたり、器官に問題がない場合は言語聴覚士によるリハビリが行われたりします。
医療機関を受診しましょう。
自閉症スペクトラム
自閉スペクトラム症の子どもの症状として、言葉の遅れや言葉の指示が理解できないということがあります。
発達の特徴としては体験したことを記憶する記憶力は強いのですが、言葉から意図を読み取り、イメージを持つことが苦手です。
周囲の環境刺激の受け取り方がとても敏感でいい加減に流すことが苦手です。ですので言葉の遅れが生じることがあります。
と言ってもその子どもによって症状の出方も変わってきますので、子どもと関わる周囲の人が特徴を理解し、対応していく事が大切になります。
専門の医師に相談すると良いでしょう。
私と息子の場合
現在6歳になる息子は、構音障害と判断され言語聴覚士の訓練を受けています。
なぜ受診しようと思ったかと言うと、息子は2歳半になっても単語が話せませんでした。周囲には『心配しなくても話すよ』『男の子だから遅いのは当たり前』と励ましていただいてました。
ですが私は少しでも早く自分の気持ちを伝える一つの武器として言葉を習得してほしいという思いがあり、言語聴覚士がいらっしゃる医療機関を受診しました。
知能検査などで診断して指導していただきます。
週に一回の言語トレーニングを行なっていただいています。
専門家からのご指導で、子どもが言葉が出ない事で自分の言いたい事が伝らないというもどかしさも減りました。
また私も専門家と話すことで子どもの言葉の遅さに対してモヤモヤしていた部分を理論的に説明してもらうことで、心配がなくなりました。
心配しすぎてしまうのもプレシャーをかける事になり、子どもの負担になる事もあります。
そんな時は迷わず自治体の子育て相談かかかりつけの医師などに相談することをお勧めします。
男の子の言葉が遅い理由と私と息子の実体験【まとめ】
私の息子もなかなか言葉が出ませんでした。
他の子どもと比べても明らかに遅いと感じていましたが、周囲には男の子だから心配しなくていいと言われ続けていました。
ですが、なかなか言葉が出ない子どもの事がとても心配になり、何かできることはないか、何か原因があるのではないかと悩んだ私の経験と、考えられる理由と解決策をまとめました。
男の子は言葉が出るのが遅いと言われる誰もが耳にした事はあるフレーズについての記事でした。
子どもの成長スピードは一人一人違います。
他の子どもと比べすぎない事が大切で、自分の子どもをよくみて子どもに合った対応がしていけたらいいですね。
男の子の言葉について心配なパパママのお力になれたら嬉しいです♪
このブログでは他にも男の子子育てのあるあるなどご紹介してますので、よかったら他の記事も読んでみてくださいね♪
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